こんにちは。社長(GIFT代表)の鈴木です。
今回は、久しぶりに運営面のお話をしてみたいと思います。
私たちが行っている相談支援事業は、障害者総合支援法という制度に基づく事業です。制度の中で行う事業である以上、制度がどう変わるかは私たちにはコントロールできません。だからこそ、事業をしっかり継続していくこと、そして利用者の方の支援に責任を持ち続けるためにも、いろいろな可能性を考えておく必要があると思っています。
利用者の方自身が、選択できるようにするためには、様々な選択肢を提案できる状態であることが大切です。そのヒントの一つが「横展開」だと考えています。
もちろん、相談支援自体の展開=「縦展開」も重要です。事業所を増やしたり、相談員を増やしたりすることは、支援の量や質を高めるうえで欠かせません。しかしそれだけでなく、他の分野と組み合わせることで、相談支援の可能性はもっと広がるのではないかと思うのです。
例えば、「相談支援×遊び」として、相談支援のカードゲームを制作しました。福祉の仕事は、必要かつ大切な仕事ですが、どうしても「難しい」「専門的」「よくわからない」と思われがちな部分もあるかと思います。だからこそ、遊びという形を通して相談支援を知ってもらうというアプローチを考えました。
カードゲームとして体験してもらうことで、相談支援の仕事の面白さや奥深さ、そして支援の現場で起きていることを、より身近に感じてもらえるのではないかと思っています。また、業界の外の人に知ってもらうきっかけになるだけでなく、相談支援に関わる人同士が楽しみながら交流するツールとしても可能性を感じています。
『支援』という仕事は、ときに真剣で重たいテーマを扱う仕事でもあります。ですが同時に、人と人が出会う面白さや温かさがある仕事でもあります。その面白さを、遊びという形で表現してみたいと思ったのです。今後は、研修や相談支援に関わる人たちの集まりのなかでまずは、使っていけたらと考えています。
他にも、当社ではカフェを所有し、委託運営にて「相談支援×飲食」というのも行っています。
カフェという場で、利用者の方が集まれる場所になったり、セミナーを開催したりすることができます。過去実際には、身だしなみのためのメイクをプロの方に習うセミナーを開催などもしました。また、相談支援事業でのつながりを活かした、かかわりのある事業所で制作された陶器を使用したり、焼き菓子を中心に福祉事業所から仕入れを行ったりと、運営に関して福祉とのつながりが生まれることをカフェ事業担当が積極的に行っています。また、さらにその動きから、農福連携の商品や事業からの仕入れを行うことにもつながっており、こういった取り組みも横展開のひとつになっているかと思います。
そして、「相談支援×旅」という視点で、今まさに取り組んでいるのが「全国ツアー」です。地域を回ることで、各地の相談支援に関わる方々と出会い、現場の声を直接聞くことができています。同じ相談支援という仕事でも、地域によって課題や工夫は様々で、その出会いが私たち自身の学びにもなっています。また、旅を通して福祉業界の人だけでなく、地域の様々な方とつながる機会も生まれています。普段の仕事の中では出会えない人たちとの交流が、新しい視点やアイデアをもたらしてくれることもあります。そうしたつながりが、これからの相談支援の可能性を広げていくのではないかと感じています。
他にも突拍子もないかもしれないけど、その中に何かヒントがあるような気がしています。「相談支援×プロレス」「相談支援×しりとり」というような突拍子もない組み合わせや「相談支援×出張買取」といった訪問先でお金に困っている方がいらっしゃった場合の【適切な事業として】お金を得る方法を提案できるかもしれません。また、地域で引きこもってしまっている方や、障害をお持ちでも支援につながっていない方のニーズの掘り起こしにつながる可能性もあると思います。
このように、いろんなアイディアを切り捨てず今後も模索してみたいと思います。
横展開を考えるということは、他業種の方とのつながりが生まれるということでもあります。福祉業界の中だけで完結するのではなく、福祉業界以外の方との関わりが増えることが、結果として新しい価値を生むのではないかと感じています。
相談支援という仕事は、まだまだ可能性のある分野です。これからも様々な分野と掛け合わせながら、その可能性を広げていきたいと思っています。
