就労選択支援が本格的に始まります


 

こんにちは、代表の鈴木です。

 

今回のテーマは「就労選択支援」です。

 

ご利用者の方にはまだあまり聞き馴染みのないワードとは思いますが、この新たな福祉サービスが、今年の10月から本格的にスタートしました。

 

 

 

今後、いわゆる「就労系サービス」と呼ばれるものの中の「就労継続支援B型」「就労継続支援A型」をご利用する際には、原則「就労選択支援」を経た後でないと利用することができなくなります。(A型については令和9年度から。また、就労移行支援の原則利用期間を延長する際(2年を経て3年目に延長を希望する場合)にも就労選択支援の利用が必要になります。)

 

 

 ご利用者の方は、まず就労選択支援の事業所に就労に関するアセスメントをしてもらいます。

アセスメントの期間は1~2週間程度が想定され、作業に取り組んでもらったり、面談などを通して、就労に関する強みや課題などのフィードバックを受けます。その結果を踏まえ、どの選択をするかの判断材料にしてもらうわけです。

結果については、相談支援など関係している機関と共有してもらうこともできます。

 

ご本人が自身の可能性に気づき新たな選択ができるようサポートする仕組みがこの就労選択支援です。

 

 

全てではありませんが、従来までの福祉の現場では「A型が合うと思う」「B型が向いているかも」といった支援者の判断や見立てが先行してしまうこともありました。支援者の経験にも左右され、本当にそれは正しい判断なのかな?といった点が一定ではありませんでした。

 

 

就労選択支援はいったん方向を決めないまま、伴走することが求められます。

 

また、制度の仕組みをみると就労系サービスの「前段階」のような位置付けにも見えます。

けれど、この制度の本質は「立ち止まることを支援する」ことです。

 

 

すぐに働ける人だけが支援の対象ではなく、将来的に働くことを考えたい人も対象として明確に含まれています。

相談支援以外でこの「ご本人の選択を支援」することがサービスとして位置づけられたことは「ご本人の時間」を尊重する方向に一歩進んだ、と捉えることもできるのではないでしょうか。

もちろん課題もないわけではないです。

 

新たな制度であるが故に、そもそもの周知がまだされていないこと、サービスを提供できる事業所の数が多くない事、就労に関するアセスメントができる人員も多くないこと、など安定した制度になるにはまだまだ時間がかかりそうです。

 

 

私たちもしっかり制度の本質を理解してより良い提案をしていきたいと思っています。

 

 

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