全国ツアー実施に寄せて



みなさんこんにちは。

代表の鈴木です。



当社は現在、開所10周年を記念して「全国ツアー」と称し、日本各地を回っています。形式としてはセミナーですが、単なる一方的な講義ではなく、現地の支援者の方々と意見交換をすることで、お互いに刺激しあえることを目的としています。

 

これまでこのコラムでは「地域差」や「フォーマルとインフォーマルの支援」について触れてきました。まさに、今回のツアーのきっかけはここにあります。



地域が変われば、利用できる資源の幅も違い、制度の捉え方にも若干の差が出てきます。法律や制度そのものは全国共通なのですが、実際に支援を担うのは「人」であり、「地域文化」の影響を強く受けます。だからこそ、私たちがよりよい相談支援を実践していくためには、全国の現場を知ることが必要だど思うのです。




 ツアーでは各地でセミナーを開き、当社の取り組みや今後の課題についてお話をしていますが、それだけではなく、現地での交流会という名の飲み会も大切にしています(笑)

 

 

 肩書きを外し、支援者同士が率直に話せる時間は、セミナー以上に深い気づきを与えてくれることもあります。「制度的にこうなっているけど、実際の現場では…」という本音や、「うちの地域ではこんな工夫をしている」という話は本当に刺激になります。



また、空き時間を使って観光地を訪れ、その土地を「感じる」ことも心がけています。支援は机上の理屈や制度の知識だけで成立するものではありません。地域の文化や空気を肌で感じることが、その地域で生きる人の価値観や生活のリズムを理解する一助になります。ある意味で「観光」もまた、相談支援の学びの一部だと感じています、というのはカッコつけすぎでしょうか(笑)


 さらに今回のツアーで大切にしているのは、スタッフにも発表を担ってもらうことです。ふだん現場で積み重ねている経験や知恵を、自分の言葉で外に発信することは、大きな成長の機会になります。セミナー後に「緊張したけど、やってよかった」と話すスタッフの姿に、ツアーのもう一つの意義を実感しています。



相談支援という仕事は、制度の枠に沿ってプランを組み立てるだけではなく、ご本人の希望や思いをどう形にしていくかが本質です。そのためには「制度をどう理解するか」「どう活用するか」だけでなく、「地域の人や資源とどうつながるか」という視点が欠かせません。全国ツアーは、その視点を私たち自身が広げ、磨くための場と捉えています。



10周年という節目にあたり、このように日本各地を巡る機会を持てたことをとてもありがたく思います。これからの10年をより豊かにするために、現地で得た学びや気づきを一つひとつ大切に積み重ねていきたいと思っています。そして、ここでの経験をいろいろなところで還元しながら、相談支援の可能性をさらに拡げていければと思っています。

 

 

 

全国ツアーはまだ続きます。次の土地で、どんな出会いや学びが待っているのかとても楽しみです!


 

今後もこのコラムや10周年特設ページでご報告してまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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