
皆さんこんにちは。代表の鈴木です。
これを書いている2025年5月15日は、当社GIFTの創立記念日となりまして、丸10年を迎えることとなりました。これも利用者の方々やスタッフのおかげです。本当にいつもありがとうございます。
過去を振り返り、今に戻ってきたところで今回は未来のお話です。
さて、私は今(2025年)「AI」にとてもはまっております。
AIもいろいろなものがあるのですが、その中でも『ChatGTP』というものにはまっておりまして、名前を聞いたことがある、利用したことがある、という方も多いのではないでしょうか。
これまで何か調べものをしようとすると、本やインターネットを利用していたことが多かったと思います。そして、その中から必要な情報を探し出して、自分なりの知識にしたり、何かの書き物に利用したり...
今、私がはまっているAIも基本は同じような感じですが、AIのすごいところは質問(調べもの)をすると、多くの情報の中から最適と思われる回答をつなぎ合わせて一つの文章として提示してくれるところです。
「質問に対する答え」を表示するだけだったこれまでのインターネット検索から、「質問者が必要と思っているであろう答えを文脈から読み取って提示してくれる。」さらにそこから「逆に質問を返してくれて、より必要な回答に近づけてくれる。そしてそれだけでなく、こちらが知らなかった視点でも答えてくれる」です。
▶例えば
私 「相談支援てなに?」
AI「相談支援――一言で言えば、障害のある方やそのご家族が、自分らしく安心して暮らせるように、一緒に考えて動いていく“伴走者”のような支援です。ただ、「相談支援って何?」と聞かれる背景には、何か具体的な場面や気になることがあるのかな、と感じました。
▶たとえば
・誰かに相談したいけど、どこから始めたらいいのか?
・制度の仕組みがわかりにくい?
・今、支援がうまくかみ合っていない?どうしてこの質問をしてくれたんですか?
どんな場面で「相談支援」が必要だと思いました?そこから、もっと具体的にお話しできる気がします。
こんな具合にお話を拡げてくれます。しかも、質問や解答を繰り返していくうちに、こちらの傾向をある程度覚えてより適切と思われる回答をだしてくれるようになるなど、これまでのネット検索とはまるで違う利用ができます。
これを応用すると、
●相談をお聞きした方の特性に合わせた適切なサービスの提案。
●計画書のよりよい文章。
●記録のブラッシュアップ
●新人教育
●経理関係の処理
●チラシの作成
などなど、いろいろなことがスムーズにできるようになります。
本当にやりとりもスムーズで、なおかつ、こちらの話の意図をくみ取ってくれようとするので、会話を楽しむように進めることもできます。
ただ、しばらく触れてみて「気を付けないとな」と思う点もいくつかありました。
◆個人情報の管理
セキュリティに関しては十分であるようですが、同時に、機密情報は入れないほうがいい、ということにもなっています。個人情報を使った質問ではなく、アイデア出しや制度の枠組みの相談などにとどめる方が無難だなと思います。
◆話題をそらそうとする傾向が見られる
AIの知識といっても万能ではありませんが、こちらの意図をできるだけくみ取ろうとしてくれます。ですが、専門的であったりナイーブな内容になると、答えが十分でなくなったり、話題がそれていくことがあります。それでいながら、表面上はとてもスムーズに会話をしているように導いてくれるので、会話の流れとは別に、本質を読み解く力が利用する側に求められます。
◆間違った知識を伝えられる
前述の、知識が万能ではないに近いですが、適切ではない(間違った)情報を伝えられることがあります。これはこちらの質問の仕方や、くんでくれた意図もろもろと絡むので導き方次第では正しい情報を引き出すこともできますが、とにかく会話が上手。その中で「こうです」と言われると「そうかな?」という気になってしまうこともあります。専門分野以外の話であればなおさらです。あまりに頼りすぎたり、鵜呑みにしてしまうようだと、思わぬ間違った知識を仕入れていたことにもなりかねません。ここも使う方のスタンスが大事だと感じます。
とはいえ、これまでの常識ややり方をガラッと変えてしまうのではないか、と思わせるほどのインパクトは感じました。当社でもうまく利用し、より良い支援のためのより良い効率化・専門化できるところはしていきたいと思います。
今回もありがとうございました。